
相手の気持ちを丁寧に聞きたい。
相手の話を受け止めたい。
今日もそんな方々にお越しいただきました。
今日は女性の方がほとんどで、
共通していたことは、
「相手に安心して」話して欲しい
ということでした。
安心して話をしてもらうということは、
聴く上では、とっても大切です。
それはとにもかくにも、
安心しないとなかなか本心を話せないですし、
自分の気持ちを丁寧に感じることが難しくなってしまうからです。
「治療構造」というものを設定します。
これは、カウンセリングを安心・安全なものにする為に、
例えば、
料金を明示することや、
時間設定をすることや、
一定のプライバシーが守られる場所で相談を受けることなど、
こういった枠組みやルールを治療構造といいます。
こういった制約を設けることで、
日常で相談を受けるように、
時間も決まってなく、
永遠と話をすることや、
プライバシーが守られない可能性の心配もすることもなくなり、
料金を取ることにより、
限られた時間の中で、
より自分と向き合おうという意志も強くなってきます。
また、このように治療構造を設定することで、
カウンセリングという場が日常から離れた、
守られた場所になるのです。
それによってクライアントは、
その守られた場の中で、
自分を自由に表現できるようになる
と言われているのです。
さて、なぜこの話をしているのかというと、
ペーシングという相手に非言語を合わせたたり、
相手の気持ちを受け止めたり、
共感をすることで、
相手に安心して話をしてもらうということはできますが、
それでも、その「場」が守られた空間でないと、
なかなか気持ちを話すことができないからです。
その為、聴く技術を身につけて、
受容のトレーニング等を受けることも大切ですが、
そもそものところとして、
相手に安心できる環境を提供する
