カウンセリングで完璧を目標にしない

これは、結構ガツンと心にきました。

カウンセリングをしていると、

ついつい「解決」してあげたいというエゴが出てきますし、

例えば症状が出なくなることや、

心理的な苦痛が「消える」ことを目指しますし、

多くのクライアントがそれを望んで面接に来るわけです。

しかし、

 

「完璧は、セラピーの適切な目標ではない。」

by ミルトン・エリクソン

こうエリクソンも言っています。

エリクソンは、どうやら完璧を求めていなかったようなのです。

一見すると、派手に見える彼のセラピーは、

ほんの小さな一歩から始まっており、

完璧という基準にクライアントを合わせることはしませんでした。

彼が何よりも重視したのは、

安全に取り組めるほんの小さなことで、

それが未来へとつながるようなステップです。

その小さなステップが、大きな変化を呼び、

未来へと向かう方向付けとなった。

そんなケースが本当に沢山あります。

症状は消えていないけれど、

遙かに生きやすくなったり、

痛みがだいぶ減ったり、

もちろん、“結果として”症状がなくなることも。

でも、彼が重視したのは完治ではありません。

クライアントが持っているものに、

目を向けてもらうこと、

それに本人が気づき、

それを少しずつ広げていく。

そんなことをとっても重視していました。

僕たちは、完璧を求める傾向があります。

でも、完璧程低い基準は無いのかもしれません。

それは、永遠とたどり着けない基準であり、

ある種の満足を生んで、停滞してしまうこともあるからです。

その完璧という基準を捨て、

クライアントが今の状況や範囲のなかで、

今できそうなことを探して、

それを広げていく。

何よりも、自分の完璧というその基準に

相手を合わせるのではなく、

今目の前にいる人が、

少しでも自分のリソース(長所や持っているもの)に気づいて、

今までの流れに小さな亀裂を生み出せるように、

その亀裂は、限りなく小さく、

でも、穴が開いた時には、

その穴の中は、こんなにも綺麗だったんだと、

気づけるように。

僕たちは、そんな援助が必要なのだ。

・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 ・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー
元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行ってる。また、都内のクリニックでカウンセリングも行っている。目指すは、「記憶に残らないカウンセラー」。カウンセラーのおかげより、自分の力で前に進めた実感を持ってほしい。ただ、理想への道のりは長い!
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