傾聴講座

ケーススタディで学ぶ傾聴。

今日も「あ、そうだ!傾聴講座。」

今日は、色んな所からお越し頂きました。

神奈川・埼玉・静岡の方などなど、幅広い方にお越し頂き、

講師の僕は千葉なので4県にまたいでますね。(笑)

 

今日は、ちょっとケーススタディを交えながら、

傾聴を学んで頂きました。

 

一般的な傾聴を知識的に学ぶというよりも、

ケース・スタディの方が皆さん楽しいようです。

まぁ知識は、本を読めば学べますからね。(^^;

そういうところもあるのかもしれません。

 

さて、ケース・スタディでは、

例題を通して学んでいただいたわけですが、

それぞれ「何を聴きたいのか」が全然違うから面白いのです。

 

ある人は、

「どうしたの?とゴールを聞きたい。」

またある人は、

「家族関係を聞きたい。」

はたまた、

「上手くいっていることを聞きたい。」

などなど、いろんな意見を出してくれました。

 

例えば、ゴールを聞くということはとっても大切です。

それは、問題ばかりをずっと聞いていても

落ち込ませてしまうことがありますし、

実際にその問題をどのようにしたいのか?を聞いて、

解決へと向かっていくことも大切だからです。

 

ただ、「問題枠」から「結果枠」へ行くにも、

タイミングが大切です。

いきなり「どうしたいの?」と聞いても当然出てこないですし、

解決の視点を見ることは、負担になることもありますし、

まずは整理することが大切なこともあります。

また、ある程度お話を受け止めて、共感し、労わりながらでないと、

「話を聴いてくれていない。」なんて印象も持たれてしまうこともありますので、

注意が必要です。

 

上手くいっていることを聞く時も同様です。

悩みを抱えている人は、上手くいってないことをまずは伝えたいですから、

上手くいっていることに目を向けてもらうにも、やはりタイミングが大切です。

自分としては、上手くいってないと思っているのに、

上手くいっていることもあるじゃない!といきなり持っていかれても、

「いや、そうなんだけど…。」ってなってしまいます。

 

そして、上手くいっていること、つまり例外に目を向けることは、

心理的に負荷が掛かることと、抵抗が起きやすいこと、

ある程度本人に力があることや、気持の整理がある程度できていること、

本当に例外の経験があることが前提となるのです。

 

勿論、メリットも沢山あります。

例外とは、問題が起きてない状態ですから、

それを広げる事が出来れば問題が解決へと向かっていきますし、

その例外に目が行けば、すべてがダメなわけじゃないと気づきにつながり、

その問題に対する対処できる自信も増える可能性があります。

 

このように何を聞くかに対しては、それぞれ一長一短があるのです。

 

しかし、僕たちは自分が「聞くという行動」に対して、

無自覚なことが多く、自分の好きなことを聞く傾向がありますから、

聞く力を身につけたいといった時は、ちょっとだけそういった長所や短所を

意識しながら聞いていくことも大切なのです。

 

今回の「あ、そうだ!傾聴講座!」では、そんなお話も織り交ぜつつ、

講義をしていきました。

 

さて、次回の「あ、そうだ!傾聴講座!」は、2/24(土)です!

詳しくはこちら

3/3(土)スタート!傾聴基礎コースはこちら

3/3(土)スタート!辛口傾聴講座はこちら

 

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・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー
元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行う。
都内のクリニックでカウンセリングも行っている。