受容して本音を聴く
今日は、「あ、そうだ!傾聴講座!」でした。
今回は、受講生のテーマに合わせて、
「受容」と「本音」をテーマに講義を行いました。
受容するということは、
一見簡単にみえて実は難しいものです。
言語レベルで、出来事や話の内容を受容は出来ていても、
心中では、その人の性格や価値観などを受容できない時もあります。
その人の才能や行動は、受け入れられても、
人柄は受け入れられない時もあります。
このように受容は、出来るところもあれば、出来ないところもある。
といったように、100%受容はなかなか難しいですし、
そもそも100%受容することが受容だとしてしまうと、
それを1%でも受け入れられていない自分はダメだと、
「受け入れられない自分」を今度は受容できないことになってしまいます。
すると、不自由を感じてしまい、なぜそこまで受容しないといけないんだ!と、
自分の心の中に反発する気持ちが湧き上がってきてしまう。
なんてことも起ったりしますし、それが「受容」をより難しくしてしまうこともあります。
さてさて、そんな受容ですがまずは認知療法的にこう考えてみることがおすすめです。
それは、「受容できたことに越したことはない。」
「受容できる時もあるし、出来ない時もある。」と考えてみることです。
受容しなければと思って臨むと自分を苦しめてしまいますから、
出来る時もあるし、出来ない時もあっていいよね。
というスタンスでまずは、相手を受け止めてみることがおすすめです。
そして本音に関してですが、これは受容をした先に自然と出てくるものと捉えて頂くといいかなと思います。
本当の意味で受容をした時、相手はもう自分のことを説明する必要はないんだと気づいて、自分のことを説明することを止めて、自分の本当の気持ちを話してみようとする気持ちや、前に進もうとする準備が整うものですからね。
今回は、実習を交えてそんなことを学んでいただきました。
さて、傾聴基礎コースは3月3日よりスタート!詳しくはこちら!
