「ねぇ、ねぇ聞いて聞いて、昨日ね。こんなことがあってね。」
そんな言葉から始まる話は、二つの単純な期待が込められている。
それは、”ただ聞いて欲しい” ということではなくって、
”気持ちを共有したい”ということと、”気持ちを理解して欲しい”
というそんな単純な二つの期待が込められているんだ。
でも、僕たちはそんなことに気づかずに、
「結局何が言いたいの?」と、結論を求めてしまったり、
「そんなこと別に私は知りたくないんだけど…。」って、邪険にしてしまったり、
「それでどうしたいの?」と、ゴールを聞きたくなったり、
「それは、○○が悪いよ。だからこうしたらいいよ。」って、結論を出したりして、
そんな単純な二つの期待に気づかないんだ。
だからせっかく話してくれた相手は思うんだ。
「ただ、わかって欲しいだけなのに…。」って。
だからせっかく話してくれた相手は思うんだ。
「こんなことがあったってあなたに知って欲しかっただけなのに…。」って。
僕もあなたも、
聞くことに目的を与えすぎていて、
単純に相手の話を楽しんで聞けないんだ。
そんな時は、
結局何が言いたいんだ?
とか、
アドバイスしないと!
って、勝手に気負わずに、
シンプルに聞くんだ。
ただただ聞いて欲しいんだ。
って、そう思って聞くんだ。
そして、もうちょっとだけ突っ込んで、
目の前であなたに語り掛ける人と、
どんな気持ちを共有できるだろうって、
そんな思いをもってただ聞いてみるんだ。
聞いてあげなくちゃとか、
良いこといわなくちゃとか、
しっかり聞かなくちゃとか、
勝手に気負わずに、
ただただ相手が話したいのと同じように、
あなたもただただ聞いてみるんだ。
だって、ただただ話したいんだから、
ただただ聞けばいいんだよ。
って、そう思うんだな。

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