話を聞くときに、何を聞くかが大切になってきますが、

その時に、何を聞いたらいいんでしょう?

一つの聞き方として、”いま起きていること”を聞くということ。

これが大切になってきます。

 

過去にどんなことがあったとしても、

僕たちが生きているのは今です。

 

そして、例えば悩んでいることがあったとして、

それが昔のことでも、わかってほしいのはその時の気持ちでもありますが、

結局今も気持ちを持っていて、それをわかってほしいということなので、

それもやっぱり今起きていることなのです。

 

過去にあったことをいくら聞いても、

その人の今は、見えてきません。

もうそれは終わってしまったことで過ぎ去ったことです。

僕たちがわかってほしいのは、やっぱり今起きていることであり、

今の気持ちなのです。

 

過去にこういうことがあった。

それで、今はこう考えている、

そしてこうしたいと思っている。

今はそれも過ぎたことだと思える。

といったように、目の前の人の今を聞いてみる。

 

すると、ちょっとだけその人の見方が変わってきますよ。 ^^)

・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー
元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行う。
都内のクリニックでカウンセリングも行っている。