話を聞く上で大切だとされることの中にあるのがこの”受容”です。

受容とは、相手を受け入れること。

そして、この受容とセットとよく考えられているのが相手を否定しないことです。

「否定したらうけいれてないじゃん!」

というような考え方から、このように考える人が間々いるみたいですね。

 

ただ、このような考え方をしている限りだと、結局相手をなかなか受容することはできません。

相手を受け入れるということは、自らを受け入れるということ。

相手を受けれるということは、そう簡単にできるものではありません。

ついつい自分の考えが頭をもたげて来て、

「それはこうした方が良いんじゃない?」「いやいや、それはあなたが悪いでしょ!」

って言いたくなるからです(^^;

 

そうすると、「あぁ~ダメダメ受け入れなきゃ!」って考えて、

自分の事を否定してしまう。

こういった時に、そういう考えが湧いてくる自分を受け入れることができません。

すると、やっぱり相手も結果的に受け入れることができません。

 

人生不思議なもので、相手を受け入れようとしたら、

まずは自分からが大切になってくるんですね。

 

そんな考えが湧いてきてもいいじゃない。

だって人間だもの。

っていうみつおさんのような精神が必要になってくるのです。

 

ただ、じゃ~自分を受け入れてないと相手を受け入れられないの?

というと、そんなこたぁ~ありません。

受け入れる事が出来ない自分にもまずは気づくことが大切です。

そして、受け入れなきゃと思っている自分がいることにも。

そんな自分に気づき、そんな自分を少しずつ許してあげてください。

 

受け入れられないということは、譲れない何か大切なものがきっとあるのです。

それを曲げてまで相手を受け入れる必要はきっとないんだと思いますよ。

 

でも、そんなこといったら…。

という話しになりますので、この話はこの辺で(^^;

受け入れようとすると受け入れられない。

さて、相手を受け入れるには自分からという話しをしましたが、

なかなかそうはいかないことが多いのは重々承知です!

 

「では、どうしたらいいの?」

 

というと、「受け入れようとしないでください。」(爆)

こんなこと書いたら怒られそうだなと思いつつ書いてしまいました。(汗

 

受け入れよう受け入れようと思うから、受け入れられないのです。

そもそも”何のため”に相手をあなたは受け入れようとしているんですか?

誰かに言われから、そう学んだから?

それなら、ちょっとやめた方がいいかもしれません。

安易に受容することは、相手の問題を悪化させることがありますからね。

 

ただ、そうではない場合は、

受け入れようとせずに、理解しようとすること。

をお勧めします。

それは、受け入れるということは、相手の考えや気持ちや人生の歩んできた道を知って、

感じて、初めてできる事でもあるからです。

 

私達が子供に対してや、友人に対して受け入れることができるのは、

その歩んできた人生を知っていて、乗り越えてきたことも知っていて、

その人生の中に良いも悪いもあることを知っているからです。

 

すると、受け入れようと思っていなくても、

自然と、そういう人生もあってもいいし、考え方もあってもいいよね。

って受け入れることができるのです。

(当然、その人生を知っていても受け入れられない人もいるかもしれません。)

 

ただ、受け入れるということは、

受け入れようとした先にあるものではないと個人的には感じています。

さて、ではこの”相手を受け入れる”ということにどんな効果があるのでしょうか?

受容の効果とは?

相手が相談してくる背景や、話ずらい話をする時の思いを考えてみてください。

きっと怖いと思います。

「もしかしたら、わかってもらえないかもしれない。」

「否定されるかもしれない。」

そんな思いを持ってあなたに話に来るわけです。

 

そして、何か人があなたに相談をするということは、

聴いてもらって安心感を味わいたかったり、ほっとしたかったり、

何かテーマを乗り越えようするからです。

そんな思いを持って人は相談にきますね。

 

話を聴くということは、まずそんな思いを”受け止める”ということです。

恐い・否定されるかもしれない。

でも、聞いて欲しい。安心したい。

乗り越えたい。

そんな思いを受け止めるということです。

 

そして、そんな思いを受け止めてもらうと、

・ほっと一安心する。

・自分は間違ってない。このままでいいんだと思える。

・結果として、自分を受け入れることができる。

・人との繋がりを感じて落ち着くことができる。

などの効果があります。

受け入れるということは、受け止めるということでもありますから、

まずは受け止めてみてくださいね。

 

そして、ついついこういう受容を学んだ時にやりがちな落とし穴を最後に書いて、

終りたいと思いま~す。

受容するということは、そのままでいいという事ではない。

受容しなきゃ受け入れなきゃ!

そのままでいいんだ!そのままでいいんだ!そのままでいいいんだ!そのままでいいんだ!
(碇シンジ風)

なんてことを思っていると、うまくいかないことが多くあります。

 

それは、人には、そのままでいたい気持ちがあるのと同じように、

前に進みたい。変わりたい!という気持ちがあるからです。

受け入れるということは、両方の気持ちを受け入れるということです。

そのままでいいんだ!そのままでいいんだ!そのま…。はい、すみません(^^;

と相手に伝えることは、そのままでいたいという気持ちのみを受け入れている。

ということになります。

 

つま~り、変わりたい!という気持ちを受け入れてないということになります。

よくこんな会話がありますよね。

相手「いや~、なんか今のままの自分じゃダメな気がしてさ、でも怖いんだよねやっぱり変わるのって。」
貴方「そっか、でもさ今のままでもいいんじゃない?俺は今のままのあなたが好きだよ。」

というように、最後の愛の告白風なことはしないかもしれませんが、

多いパターンだと思います。

これも今のままでいたいという気持ちの方を受け入れているということになりますね。

受け入れるということは、受け身に思えますが、

結構積極的な行為だと僕は思っています。

だって、どちらを相手が選んでもいいんです。

自分を受け入れないもよし、自分を受け入れてもよし、

どちらを選んでもよし、どちらを選らばなくてもよしなんです。

 

それは信頼感がないと、手放すことできないとできない、

能動的な行為じゃないかな~と、個人的には思います。

だから受け入れるということは、否定しないんじゃなくて、

変わりたい気持ちがあったら、そのままじゃダメなんじゃない?

と言ってあげるのも、受け入れるということなのです。

 

意外と奥が深~いですよね。受容って。

傾聴力を身につける。  傾聴基礎コース

・横浜実践心理学教室 講師 ・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー

元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行ってる。 目指すは、「記憶に残らないカウンセラー」。カウンセラーのおかげより、自分の力で前に進めた実感を持ってほしい。ただ、理想への道のりは長い!

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