僕たちが当たり前のように、日々している、

”話を聞く”ということ。

 

「ねぇ、ねぇ、今日は何があったの?」

「どんなことがあった?」

そんな興味をひくお話から、

「もう、最近辛いんだよね。ちょっと聞いてよ。」

なんていうお話まで、

僕たちは日々、いろんな会話をしています。

 

でも、目の前の人に集中して、

相手のことを理解しようと思って、話を聞くことは、

あまりありませんよね。

 

ついつい聞き流してしまったり、

何か別のことを考えながら話をきいたり、

余計な考えが頭をよぎったり、

自分がイライラしていると相手の話を聞けなかったりと、

聞くという行為は実は、結構難しいのです。

でも、もし、話をきちんと相手の目を見て、

相手に意識を集中して聞いてみると、

今まで見えなかった相手が見えてきます。

 

「何とかしてやろう」とか、

「いい言葉をいってやろう」とか、

「きちんと聞けてるかな?」という疑問も、

「私には重すぎる」という勘違いも、

「話を聞かなきゃ!」という気負いも、

少し、わきに寄せておいて、

「もし、今日が相手の話を聞くのが最後だとしたら。」

そんな思いを持って、1分でも、30秒でもいいから、

話を聞いてみる。

 

聞くことが、聴くことへ、傾聴へと変わっていくのは、

そういう瞬間なんだろうと思います。

 

技術ももちろん大切ですが、

技術だけでは、人の心も自分のこころも動きませんからね。

 

傾聴基礎コースは下のリンクより。

・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー
元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行う。
都内のクリニックでカウンセリングも行っている。