前回、「世の中の考え方は、一つのフレーム」である。

というお話をしましたが、今日はちょっと見方を変えて、

お話をしていきますね。

 

以前に書いたように、世の中の考え方は一つのフレーム(枠組み)です。

廊下は走ってはいけない。

人には優しくしなさい。

男の人が泣いてはいけません。

というのも、一つの考え方の枠組み、つまり”フレーム”です。

 

世の中には、いろんなフレームに溢れ返っています。

 

そして、これはあなた自身に対してもそうです。

”あなたは、優しい人”

”あなたは、つまらない人”

”あなたは、笑顔がたえない人”

”あなたは、真面目な人”

これも、一つの”フレーム”です。

 

多くの人はあなたに対して、こういうフレームをもっています。

 

そして、このフレームは”ただのフレーム”だということです。

人からは、そう見えるだけであって、

あなた自身では決してなく、

あなたが、相手から言われたその”フレーム”が気に入ったら、

採用する。

 

そのくらいの気軽さでいいんじゃないかなって、個人的に思います。

 

そもそも、あなたという存在は、

一つの”フレーム”で定義できるような存在でもないですし、

それ以上の存在ですから。

 

そして、あなたの人生ですから、

人からどういうフレームを提示されたとしても、

そのフレームを全部受け取る義理は決してないんです。

 

せっかくの人生ですから、

”あなたに”役に立つフレームを採用すること。

これって、大切なことだと思うんです。

・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー
元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行う。
都内のクリニックでカウンセリングも行っている。