傾聴講座

昨日は、「あ、そうだ!傾聴講座」でした。

平日の夜にも関わらず、4人の方にお越し頂きました。

最近、ちょっとずつ平日も人数が増えているのが嬉しいです。(^-^)

 

さて、昨日は具体的な話の聴き方よりも、

「相手に気づく」ことを大切にしてもらいました。

技術は大切なのですが、それ以上にあり方や相手に気づく、

自分に気づくということも大切になってきますので、

その辺りを中心に学んでいただきました。

 

有名なカール・ロジャースさんは、晩年は車いすだったそうです。

そして、こんな逸話があります。

クライアントが入室して席に座ると、

ロジャースさんは、クライアントさんが心地いい位置でピタッと止まったそうです。

 

ともすると、僕たちは何も考えずに相手の正面に座って話を聞きがちですが、

正面が相手にとって心地のいい位置じゃないことも多いのです。

隣りが良い人もいるし、ちょとズレてほしい人もいるし、

やっぱり正面で向かい合いたい人もいるのです。

 

相手が心地いい位置で安心して話せるように、

配慮をすることもとっても大切なことなのです。

 

でも、まずそれをするには、相手の距離感に気づき、

自分の距離感に気づかなければいけません。

 

そこで大切になってくるのが、相手を感じるということです。

僕たちは、普段生活をしていて気づかないうちに相手の気持ちや、

その場の雰囲気を感じていることがあります。

 

例えば、この会議室はピリピリしているなとか、

この人と話いると気分が軽くなる、重くなるとか、

この人と話しているとイライラする感じがする、自分まで悲しくなる等々。

 

このように、僕たちは相手を感じることができます。

相手の話を聞く時も同じです。

相手を感じるようにし、相手に気づくことが大切です。

 

その為に昨日は、どこで話をしたら相手にとって心地がいいのかということを、

実習を通して体験して頂きました。

 

皆さん「不思議~。」とか、「自分て案外人との距離を取ってるんだな。」とか、

色んな気づきがあったようです。

 

傾聴は、自分に気づき、相手に気づく。

そして気づいた先に、相手の気持ちに共感することもできるようになる。

と僕は思うのでした。

 

次回は、12/26(火)19:00~20:30開催!詳しくはこちら

・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー
元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行う。
都内のクリニックでカウンセリングも行っている。