心理学というとどんなイメージがあなたにはありますか?
心を解き明かすこと?
メンタリスト?
カウンセラー?
心理分析?
はてさて、心理学はあなたにとってどんなイメージでしょう?
ちなみに、僕の最初のイメージは、
心理分析ということと、
なんだか心理学をマスターした人は、
なんでもわかりそうで怖い。
という印象がつよくありました。
それで、一時期、大学院へ行こうとしていた僕は、
学問としての心理学を学び始めました。
それがですね、個人的な感想ですが、つまらないのです(汗
なんだか、こう世に出ているような派手?なことが出てくるのかと、
そう思いきや、地味です。
心理学は研究の歴史ですからね。
データをとって、検証を繰り返して、
そこから得られた情報の因果関係や、相関関係を調べる。
その為に統計をつかったり。
そこで、相関があることがわかったり、
因果関係があることがわかると、
大体このくらいの方には、こういう傾向がある。
という法則を導き出して、
それを用いて社会に貢献する。
それが心理学の一つの目的でもあります。
ただ、僕が興味があったことといえば、
ただ”人の気持ちはいかに理解するのか”
そして、”どうやったら人は前に進むのか”
というところでした。
これがですね、心理学の教科書には、
あまりのっていないのです。
こうやったらよくなります。
人の心の仕組みはこうなっています。
と説明する理論はたくさんありますが、
理論を人に当てはめたくなかった僕は、
抵抗を感じていました。
どうして不安感を感じるのか、
いかりを感じるのか、
さみしさを感じるのか、
そこに対しての説明はたくさんあれど、
では、どうやって理解していったらいいのか。
その悲しみにどう寄り添っていくのか、
どうさみしさを理解していくのか、
というところを心理学は教えてはくれませんでした。
過去にこういうことがあったから、
という理解のもとではなくて、
”今の”その人の気持ちを理解する術を、
心理学は持っていないんだなって、思いました。
統計的な観点から理解することはできるけれど、
そうすると、データに頼って理解すると、
ほかの可能性を見逃してしまう。
データはあなたでも、私でもないですからね。
過去に頼って、データに頼って、
相手を理解するよりも、
今のその人をいかにして理解していくのか。
そんな方法をずっと探していたように思います。
そして、僕はたまたま最初にあった先生に、
その今をとらえる方法を教えてもらいました。
それは、果てしなく、果てしなく、長い長い、
道のりではありましたが(汗
その道のりは、今までとは違う、
でも、とてもやりがいがある道のりでした。
どんな道のりかは、また後日。