フォーカシングとは心との対話

あなたはフォーカシングという言葉を聞いたことがありますか?

フォーカシングとは、ジェンドリンという方が、

ロジャースの来談者中心療法から発展させて作ったセラピーの技法です。

 

ジェンドリンは、カウンセリングがうまくいく人は、

カウンセリングの最中に

「なんかこう…、なんていうかその…。」

といったように、声にならない声を言葉にしようとしており、

その声にならないなんとなくの感覚と向き合い、

言語化していことに気づきました。

 

なんか胸のあたりがつかえるというか、

詰まるというか…。

 

といったような言葉にはならないけれど、

意識を向ければ感じられる体験を、

「体験過程」と呼び、

その意識を向けた際に感じられる

”なんとなくの感覚”のことをフェストセンスと呼びました。

 

フォーカシングとは、このフェルトセンスと丁寧に対話をし、

寄り添う過程であり、寄り添うために必要なこと教えてくれます。

 

このフェルトセンスと対話をしたり、

フェルトセンスを感じていく過程で、

自分の本当に気持ちに気づいたり、

自分の気持ちを受け入れられたり、

といったことが起きてきます。

 

すると、結果的に悩みが解消することがあるのです。

 

また、このフォーカシングは、

対相手だけではなく、対自分に対しても使えますので、

覚えておくと、もし自分が悩んだ時に、

自分の心と対話ができますので、

自分のために覚えておくことも大切です。

 

もし、学んでみたいな!

と思ったら、セルフケアレッスンにお越しくださいね。

・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー
元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行う。
都内のクリニックでカウンセリングも行っている。