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福祉・教育のお仕事をしている女性の方へ。

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初めまして。

講師をしている野川 仁と申します。

このお教室の傾聴講座は、介護関係のお仕事をしている方、
教育関係のお仕事をしている女性の方にもお越し頂いています。

そういった方と学びを共にさせて頂いて、
色々と考えることがありましたので、
学ぶ前に参考にして頂くと、きっとあなたのお役に立つと思って書かせてもらいました。
少し長いですが、お時間がある方は読んでみてくださいね。

1.教育・福祉のお仕事は、まずは自分をいたわることが大切です。

このお教室に来る方といっても、正直そんなに多くの方にお越し頂いているわけではありません。
少人数制ですし、まだ始まってから間もないからです。

それでも、介護関係のお仕事をしている女性の方、
発達障害や何らかの障害をお持ちのお子様が通う学校の先生をされている女性の方にも、
この傾聴講座に参加して頂いています。

そういった方は、大切な子供やご家族を預かるお仕事ですから、
やはり母親や父親といったように、ご家族ともどうしても触れ合うことがあります。

すると、ご家族からお叱りを受ける事も、
いわれのないクレームを受けることも、
ご家族の気持ちと、本人の気持ちに挟まれることも多くあります。
人は、家族や身近な人がいる時は冷静ではなかなかいられないのです。

そして、そもそも無形のサービスを提供していますから、
そういったストレスフルの環境でお仕事を続けていくのは、
やはり並大抵のことではないと、お話を伺う度に思うのです。

商品が売れた、商品を提供してお客さんが喜んでくれた。
といったように目に見えるものを提供しているわけではなく、
形のないサービス(安心や、快適さや、学力の向上、社会的規律の学習、幸せに過ごせる環境 etc..)
を提供してますから、報酬は「お客様からのありがとう」といったように、
目に見えない精神的なものになりがちです。

ただでさえストレスフルなのにも関わらず、
報酬も目に見えないとなると、やはり大変に感じる時が多いものですよね。

それでも、続けてこられて、
こういった学びにお越し頂く方には共通したものがあります。

それは、

生徒さんや利用者さんとの触れ合いに関しても、
やはり心との触れ合いが必要なこともあり、
ただ教えるということでもなく、
ただ快適に過ごしてもらうということだけではなく、

例えば、
ご年配の入居者さんの寂しさに寄り添いたい。
いつもお一人だから、心を開いて欲しい。といった思いをお持ちの方や、

生徒さんといってもまだ子供ですから、
ご両親の間に挟まれて、ストレスを抱える子供の心をケアしてあげたい、
支えになってあげたい。気持ちをくみ取り、理解してあげたい。

そんな優しいさを持って接する、接したい方がほとんどです。

つまり「相手の気持ちを理解した。」「願わくばケアしてあげたい。」という、
優しさを持った方がほとんどなのです。

ストレスは多いかもしれないけれど、やはり子供が笑顔になったら嬉しいし、
入居者のご年配の方には、いつもやっぱり笑顔でいてほしい。
ご年配の方が生きる気力を失っている時に、
じっとしてられるわけもなく、やっぱり隣で寄り添いたい。

子供がストレスを抱えているのはわかっている。
だから学校に来ている間だけでも、
気持ちが楽になるように接したい。
願わくば、話し相手になって重荷を軽くしてあげたい。

そんな優しを持った方がほとんどなのです。

だからこそ、目の前の人と関わる時に、最善を尽くそうと思う。
だからこそ、傾聴というコミュニケーションを学びたい。
という方がほどんどなのです。

ただ、ちょっとだけお待ちください。

これまでも、そして今もあなたは目の前の人に全力投球をしよとしています。
でも、そのまま投げ続けると肩を壊してしまい、永遠に投げれなくなってしまいます。

ずっと目の前に人に集中してきたわけですから、
沢山嫌な思いをしてきたでしょうし、
沢山の涙があったかもしれません。

それでも尚、関わろうとする自分の心をいたわってあげてください。

傾聴を学ぶのはそれからでも遅くないと思うのです。

相手の為にという思いはとっても大切です。
そして、それはあなたが元気であって初めて成し遂げられることです。

「私のことはいいの。それより相手のことを…。」

といういのは、良くありません。

あなたが倒れてしまったら、それこそあなたの家族や、
大切な人も心配しますし、これまで丁寧に接してきた方も心配です。

そして、何よりそういったあなたに関わる人は、
自分を省みずに、あなたに自分と接して欲しとは思ってはいないはずです。

だから、相手を労わる前に自分を沢山いたわってあげてください。

相手の心を理解して、ケアをしてあげたいという優しい心をもった自分を。
沢山辛い事もあったでしょう。
それでもその仕事を続けているあなた自身を。
母親に理不尽に怒られて、謝るしかなかったこともあったでしょう。
プロとして我慢してこられたご自分をいたわってあげてください。

それからでも、学ぶことは遅くないんじゃないかなって思います。

心を込めて丁寧に聴く相手は、何も相手だけではなく、
あなた自身の心もそうなんですから。

2.どこまで関わるのかを決める。

次に大切なのは、プロとしてどこまで関わるのかを決めるということです。

これは、線引きをするということでもありますし、
自分ができる範囲を知るということでもあります。

自分が何ができるのかを知らないと、
もちろんどこまでサービスが提供できるのか、
どこまで関わっていいのかも明確になりません。

すると、相手の個人的な問題に踏み込んでしまうこともあります。

それはごくごくプライベートなことですし、
踏み込んでいいと相手が言ったとしても、
踏み込んだ先に果たして援助が続けられるのか。

という問題も起きてきます。

例えば介護のお仕事であれば、
利用者さんが寂しさを抱えていたとして、
家族の仲が悪く、誰もお見舞いに来ないというとこがあったとします。

だからと言って、もしご家族に連絡して介入する場合は、少々やりすぎです。

ご家族にはご家族なりの考えもあるでしょうし、
そもそも家族や本人がそれを望んでいるのか、
という問題もありますし、仮に望んでいたとしても、
介護のお仕事からそれやかけ離れており、
家族カウンセリングの部類に入ってしまいます。

すると、結局中途半端になってお互いに残念な結果になってしまいます。
(もちろんここまではしないかと思いますが。(^-^;)

話を聞くといった時も同じです。

どこまで踏み込んで聞くのか、
どこまで理解して聞きたいのか、

これはある程度線引きをしないと後々あなたが苦しんでしまいます。

どこまででも聞くことは出来ますが、それと援助が実際にできることと、
果たして踏み込んでいいのかは別問題なのです。

心理カウンセリングであれば、相手から問題を解決してほしいと来るわけですから、
関わり方として楽なのです。

問題があると本人から言ってきてくれるわけですから、
その問題に取り組んでいいですし、解決のために一歩踏み込んでもいいのです。

ただ、これが教育や福祉の分野だと少し違います。

解決して欲しいのは心理的な問題ではない場合がほとんどで、
あなたが提供するのは別のサービスの為、それぞれの線引きは異なるのです。

そしてそのサービスは心理的な問題を直接解決するものとは異なり、
教育であったり、リハビリや、安心して入居できる住環境など、
他のサービスである為、自分が相手に何を提供できるのかを含めて、
関わり方を考えてみる。という時間もとっても大切です!

とはいえ、あなたが提供するサービスによって、
心のケアをすることは十分できます!

介護のお仕事をする時に、
「今日はいつもより声が元気ないですね。どうかなさいましたか?」と気にかけることや、
「いつもより表情が明るいですね。何かいいことでもありましたか?」と声をかけることや、

「いやぁ、こういう施設にいるのは寂しいよ。」という方に対して、

「そうですよね。でも私は〇〇さんに毎日会えて嬉しいですよ。いつも顔が見れて嬉しいですよ。寂しい時はお互い様。そんな時はいつでも話してくださいね。そしたら私は嬉しいです。」

と寂しい気持ちに声をかけることもできます。

何気ない相手の変化や、気持ちに気づき、
声をかけることも、受け止めることもできます。

それだけでも、僕は十分なんじゃないかなって思います。

ただ、気づくといろんなことに気づくようにもなります。
それは、いいことだけではなく悪いことに対してもです。
すると自分自身が辛くなることもあります。

だからこそ、どこまでケアしたいのか、どういう関わり方したいのかを決める。

ということが傾聴をする上でも大切になってくるのです。

学ぶ前に、自分はどんな関わり方がしたいのだろう?

今の自分の仕事をしていく上で、
どんな聞き方ができたら、より生徒さんや、利用者の皆さんに貢献できるのだろう?

そんなことを考えて学んでみることがおすすめです!

もちろん、最初からそんなことはわからない!っていうこともありますから、
勉強していく中で少しずつ作っていけたら、より自分にも、相手にも、
無理のない範囲で関われるのではないかなって思っています。

3.できない自分を許してあげてください。

ここにくる方は、できなかった経験を多く抱えてきています。

うまくいった経験よりも、自分に今できないことに人は目が向きがちです。

僕が引きこもっていた時に初めて相談に乗った方の時もそうでした。

コミュニケーションに少し自信があったはずが、結局何にも出来ませんでした。
全く寄り添うことができず、むしろ傷つけてしまったかもしれません。

そんな経験が相談業に興味を持ったキッカケです。

人は、こうなりたい。~がしたい。という快のエネルギーより、
出来なかった痛みのエネルギーの方がモチベーションは高くなります。

これをしたいあれをしたいではなく、もう二度とあんな思いはしたくない、
させたくないというエネルギーの方がモチベーションになるのです。

僕がカウンセリングを学んだのもそこからでした。

そういったエネルギーも大切です。

そして、いつかあなたが自分を痛めつけずに、
許せる日がくればいいなと思っています。

関われない範囲も当然あります。
力になれないことも当然あります。

それでも、少しずつ出来なかった自分を許して、いたわって学びを続けてほしいなって思います。

その為、この講座にはねぎらいも入れています。
それは、聴くには自分もいたわることが大切だからです。

そして、多くの人は自分の無力さを知り、
相手に肝心な時に声をかけることができなかったからこそ、
相手の心をケアしたいという思いを持ちますが、
相手にかけて欲しい言葉を知るには、自分にかけて欲しい言葉を知ることが大切です。

だから、できなかった自分をいたわっていくことって大切なのです。

最後に、これは僕の勝手なわがままですが、
やっぱりせっかく学ぶあなた自身に僕は笑っていて欲しいのです。

少しずつ、自分も相手もいたわりながら、
聴く道を進んでいただけたら、これほど嬉しいことはありません。

気負わずに、自分をいたわりながら、
目の前の人にかかわり続けていってください。

そして、時に疲れたら休みながら。
また、進もうと思える日が来たら、
また進めばいいですし、
進まない選択をするのもまたいいと思います。

あなたのその時々の気分をいたわり、
進んでいくことが、結果的に目の前の人とのかかわりを今よりもきっと豊かにします。

apply
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