ノーマライズの重要さを改めてこの前認識しました。

ノーマライズとは”一般化”のことで、

コミュニケーションの技法の一つです。

 

具体的にはどのような技法かというと、

「多くの人がそこで躓くから、あなただけじゃないから大丈夫だよ。そうやって人は仕事を覚えていくんだよ。」

「一般的にいって、その思うのは当然だと思うし、多くの人がそう考えると思うよ。」

「誰でも過度なストレスにさらされると逃げたくなるものだよ。」

といったように、あなたの反応や考えはおかしいものではないですよ。

と伝える技法をノーマライズといいます。

 

人は、特別でありたい気持ちもありますが、

皆と一緒でないと不安な気持ちもあるのです。

 

だから、私だけがおかしいんじゃないか。

私のこの反応(行動・考え等)は、異常なのではないのか。

常識からはずれているのではないのか。

このように考えると不安になりますし、

怖くなったり自責に走ったりするのです。

 

ノーマライズは、そういった相手の反応(考え・行動・心理状態)に対して、

それはおかしいものではなく多くの人がしていますし、

正常な反応なんですよと相手が理解できるように伝えていく技法です。

 

これは身近にいる大切な方が亡くなった人に対しても、

とても有効で大切なスキルになります。

 

例えば、大切な人が亡くなった時に涙が出ない。

気持ちがぼーっとした感じになって気持ちを感じないことがあります。

 

それは、心がショックを受けていて、

これ以上あなたが傷つかないようにしてくれているのです。

 

また、ずっと介護をしてきたり世話をしてきて、

その方がなくなったんだとしたら…。

ある程度死期を予期していたり、覚悟をしていたでしょうから、

無くなる随分前から悲しみは続いていたでしょうし、

もう無理かもしれないと思った時にきっと涙が出たでしょう。

 

だからこそ涙が出ないのです。

そう、もうすでにあなたは悲しんできたんです。

ですから酷い人じゃないですし、当然の心の動きなのですよ。

というようなことを知らない方が多いですから、

今述べたような方向のノーマライズが役立ちます。

 

また、大切な方がなくなった時にほっとすることがあります。

それは、あなたがその方を憎んでたとか、

心の底から死んでほしかったわけでは勿論ありません。

人は、献身的に介護をしていたり一生懸命にお世話をしている時、

自分の苦しみや疲れをおして相手に目を向けてお世話をすることができます。

 

でもそうすると気づかぬうちに(当然気づいていることも多いですが)

そういった心身の疲労が溜まっていきますから、

相手がお亡くなりになることで、

そういった心身の疲労から解放されたと感じると、

心がふっと緩むようになっているのです。

 

例えが悪いですが、

部活で一生懸命練習して、体を酷使している中、

トレーニング終了の合図を聞くと、

ほっと体が緩みます。

 

そのように体が自然と反応してしまうのです。

 

だからそれは、あなたが亡くなった方を嫌いだったとか、

憎んでいたとかそういった反応ではないのです。

 

こういったように、

正しく目の前の人が今の自分の心理状態を理解できるように助ける

ノーマライズというコミュニケーションは、

相手が自分の今の心理状態をよく理解し、

自分を責めたりせずに、

不安に襲われないように、

自分を受け止めてもらう為の技法でもあるのです。

 

また、

泣かない。

涙がでない。

気持ちを感じない。

ほっとしてしまう。

辛いからこそ笑ってしまう。

悲しめない。

 

それは誰しもに許された、

自分をいたわり、

ストレスから自分を守る為の手段なのです。

・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー
元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行う。
都内のクリニックでカウンセリングも行っている。
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