傾聴基礎コース

昨日は、傾聴基礎コース3日目。

この回は、相手の非言語に気づくトレーニングです。

会話を聞く上でとっても大切なことです。

 

非言語は多くを物語ります。

でも僕たちは言語、つまり相手が語る言葉の内容を理解しようと、

その裏に込められた物語になかなか気づけません。

 

下記の写真はデモをしている場面ですが、

デモとして参加してくれた受講生が話し始めた時、

左で右腕をなでるようなしぐさが見られました。

これは自分を落ち着かせようとしているように見えました。

ちょっと緊張していたのかなって思います。

 

そして話始めると今までの声のトーンとはちがく、

声のトーンが落ち、速度もちょっとゆっくりになりました。

 

また、話始めた時は失敗談語ってくれましたが、

一通り話すと肩が落ち、少しだけ姿勢が下がりました。

話し終えたことが見て取れます。

 

このように人は話している最中でも

多くの非言語を語っています。

 

それを受け取る力を育むのが3日目です。

 

その目を見開き、体全体を捉える。

その耳を澄ませ、微妙な声の変化を聞く。

その体で、相手の気持ちを感じようとする。

 

そんなトレーニングを通して五感で受け取れる情報量を増やし、

気づける幅を広げる取り組みを行いました。

 

まずは「相手に気づく」ことが大切ですからね。

 

そして気づいた情報を僕たちは自分たちなりに解釈をしますよね。

なんだかいつもより表情が暗そうだな~…。

あ、なんか嫌な事でもあったんじゃないか!

なんだか目に力がないし、目が下向きだし、

頬も落ちているし、肩も落ちているように見える。

あ、悲しいんだなきっと。

 

こんな風に受け止めた情報に対して、

僕たちは自分なりに意味づけ(解釈)を行うわけですが、

浮かんできたその意味づけは「仮説」でしかありません。

 

それが悲しいのか、怒っているのか、嬉しいのか

といったどんな気持ちを表した非言語なのかは、

本人にしかわかりません。

 

その為、非言語を観察をする時の一つのポイントは、

あくまで受け取れたことは仮説でしかなので、

決めつけないということです。

 

決めつけると、

きっと皆さんも一度はあるこんな体験になってしまいます。

「ね~怒っているんでしょ?」

「いや別に。」

「だってほら声がイライラしているじゃない。」

「いやいや、イライラしてないよ!」

といったように別にイライラしてないのに、

イライラしていると決めつけられて、

それ自体にイライラしてくるという経験です。

 

これは、決めつけから相手の反感をかってしまういい例です。

 

決めつけは、相手を傷つけてしまいますし、

信頼関係が途絶えてしまいます。

 

その為、決めつけずに相手が受け止めやすいように、

フィードバックすることが大切です。

 

そこで登場するのが、I messageです。

「私は~と感じました。」

「私は~のように見えました。」

「私は~のように聞こえました。」

といったように、I(わたし)が感じたことをメッセージとして

相手に伝えてみるのです。

 

そうすると相手も受け止めやすいですし、

「あなたはそう感じたのね。」と、

受け取る受け取らないの余裕が相手の心にも生まれます。

 

そしてこうやってフィードバックすると、

結果=相手からのフィードバックが返ってきます。

 

「いや、イライラじゃなくてちょっと腑に落ちなくて考えてたんだ。」

といったように、相手から自分が受けとったことに対して

答えが返ってきます。

 

その時に、自分の仮説にこだわると余計に上手くいきません。

(いや、イライラしていたでしょ!)といった仮説にこだわると、

それがコミュニケーションに出ますので、関係が崩れてしまいます。

 

柔軟に修正していく姿勢が大切です。

(あ、そうなのね。イライラに見えたのは、自分の中で吟味していたのね。)

といった具合にです。

 

先ほどの受講生とのデモンストレーションの例を出して説明しましょう。

 

先ほどの受講生の例ですとその失敗談を語る表情は、

笑って語る中にも、少ししかめっ面のようにぎゅっと顔に力が入る瞬間がありました。

僕にはそれが苦い表情に見えた為、こんなフィードバックをしました。

「なんだか本当にやってしまった!という体験だったのように見えます。」と、

その非言語に声を掛けたところ、

あまり気にしていないような反応(結果)が返ってきました。

 

僕の仮説はどうやら間違で、勘違いだったようです。

そこでもう一度仮説を修正して、

笑顔で失敗談を話し、過去のことを気にする素振りもあまり見えなかった為。

もう過ぎ去ったことであり、乗り越えたことなのかなという方向へ修正しました。

 

そこで、

「そうだったんですね。結構な失敗談だと思いますが、もう過ぎ去ったことのように見えます。」

とフィードバックを修正しました。

すると今度は、「そうですね。」といった反応が返ってきました。

 

このように仮説にこだわらず、

相手から教えてもらったことをもとに修正していくことは、

とっても大切です。

 

こういうことを繰り返しながら、

自分が受け取った非言語は、

相手のこういう気持ちの表れだったのかと学び直し、

目の前のたった一人の人を見つめていく。

 

当ててやろうとか、見極めてやろうではなくて、

どんな気持ちなのだろうか?

どんな気持ちを表しているんだろか?

と思いを馳せながら、言葉と非言語を聞いていく。

それはとっても大切な瞬間なのです。

 

そんな聴く時間を作っていきませんか?

傾聴基礎コース次期は9/1(土)スタートです。

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傾聴基礎コース

・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 ・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー
元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行ってる。また、都内のクリニックでカウンセリングも行っている。目指すは、「記憶に残らないカウンセラー」。カウンセラーのおかげより、自分の力で前に進めた実感を持ってほしい。ただ、理想への道のりは長い!
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